四つ辻で、深海魚みたく、眠りたい。

四つ辻で、深海魚みたいに、眠りたい。
 
こんにちは、いかがお過ごしでしょうか、
チーズ飲み屋Rokkaです。
 
医療関係では有名な実験なんだそうです。
 
ラットAに、ラットBが筒に挟まって
身動きができないところを見せると
ラットAはラットBの痛みに共感する。
 
ラットには他のラットの痛みが分かる、
という実験なんだそうです。
 
昨日の帰り道、台風の影響なのか、
風が強いめに吹いていました。
 
大きな四つ辻に入ると、金木犀の
香りで充満していました。
 
姿が見えない金木犀の香りで
夜が満たされていました。
 
ふと、「回遊魚」という言葉を
思い出しました。
 
もう、ずいぶんと昔の話です。
 
何がキッカケだったのかは、
思い出せません、もしかしたら
落合恵子さんの作品に影響された
のかもしれません。
 
その当時、10年ぐらい前のことですが
私は仕事終わりに毎日のように
飲みに出かけていました。
 
たいていは、一人で飲みに出かけて
いたのですが、時折、そんな私に
声をかけてくれる人もいたのです。
 
「今夜は回遊魚?それとも深海魚?」
 
別段、隠語めいた言葉を使う必要も
なかったのですが、なんとなくの
習慣になっていました。
 
飲み歩いていることを、回遊魚、
お家に帰ったことを、深海魚、
なんて言っていたんです。
 
今となっては、ちょっと恥ずかしいですね。
 
「回遊魚」と答えると、必然的に
待ち合わせするお店がありました。
 
そのお店は、木屋町の三条通りと
四条通りの、ちょうど真ん中
あたり、駐輪場の北側にある
ビルに、そのバーはありました。
 
朝方までオープンされているので、
行きやすく、店主の方の笑顔に
癒され、ずいぶんと、わがままも
言いました。
 
近頃は、なかなかアチラ側まで
足を伸ばせていないな、そんな
事を思っていた矢先のこと。
 
そのお店が閉店されてしまう、
という話を小耳に挟みました。
 
ラムネが舌の上で溶けるような、
そんな切なさを感じます。
 
確かめに行かなくちゃ。
 
Rokka ロッカ
京都 チーズとワインとヴェルモット
 
※写真は本文とは関係がありません、
ありませんが、これはこれで、
痛みを伴いそうなお酒です。